あなたの上に平安がありますように。
イード ムバーラク。
イードおめでとうございます。
アルハムドゥリッラー。今年のラマダーンも充実したものとなりました。例年通り、ある程度の目標を掲げ達成することができました。毎年レベルアップしていくことが大事だと思います。
今年やったこと:
- 人生初の新月観測
- 最後の10日間に集中
- スンナ礼拝を確実にやる
- 人生初のイッティカーフ
具体的に:
人生初の新月観測
今年は家族と友達約7人(主にムスリム・ユース・オブ・ビクトリアという団体のメンバー)と一緒に大学の近くのトルミー山から新月を観測することができた。肉眼でも見えたがメガネをかけたらもっとはっきりと見えた。年取ってきたな〜と感じた。
新月の写真はこちらから見ることができます。
https://scontent.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/18622622_1530467583661116_2730571153262207740_n.jpg?oh=2ffff15bcb53027ff9acf443f70d06e6&oe=5A117A4C
新月を自分たちで確認してからラマダーンを迎えるのはなんか感動的でした。毎年やるべし。そしてみんなやるべし。
最後の10日間に集中
ラマダーンの中でも最も大事な期間は最後の10日間です。これはその期間の中に決定の夜(ライラトゥルカドル)が訪れるからです。その日行った善行は1000ヶ月以上に値すると言われています。1000ヶ月、約83年です。現代人の寿命より長いんじゃないかな。それぐらい価値のある夜です。だから今年はその夜に確実に善行を行っていられるようにするために最後の10日間に全エネルギーを費やしました。最初の二十日も頑張れたらそれに越したことはないのですが断食時間の長い時期(十八時間半)、仕事、育児もやらなければいけなかったので最初の二十日は家でタラーウィを行い夜もファジルまで起きることはしませんでした。しかし、最後の10日間はマスジドでイシャーウ、タラーウィ、ウィトル、そして家に帰ってからタハッジュド、ファジルまで済ませてから寝ました。その間クルアーン読誦、和訳も読みました。夜起きていられるように、日中昼寝もしました。イフタールの時コーヒーも飲みました。
スンナ礼拝を確実にやる
一日五回の礼拝の間にスンナ礼拝を行うチャンスがいくつかあります。ファジルの前2ラカ、ズフルの前4ラカ(2+2)、後2ラカ、マグリブの後2ラカ、そしてイシャーウの後2ラカです。いつもはやったりやらなかったりしていたんですが今年のラマダーンを機に出来る時には確実にやる癖を身につけようと思い、ラマダーン中は必ずやるようにしました。こういう義務付けれれていないイバーダを出来る限りすることは、仕事や育児よりもアッラーへの崇拝を優先するということの実践の一つになると思います。
人生初のイッティカーフ
最後に今年のラマダーンの最高の収穫となったのはイッティカーフを行えたことでした。イッティカーフとはラマダーン最後の10日間に行うことが推奨されている(スンナ)マスジドに留まりイバーダ(アッラーへの崇拝)を遂行することです。私は10日間の時間は作れませんでしたので1日(日没前から翌日のウィトル礼拝まで)滞在しました。イバーダに集中するため携帯電話は持って行きませんでしたので世俗的なものは一切取り入れません。これは家族の協力なしにはできません。留守中家を守ってくれた妻&育児を手伝ってくれた母に感謝です。イッティカーフ中は、ジュズ29&30読誦、クルアーンの日訳読書、イフタール準備の手伝い、たくさんのドゥアーを行うことができました。また普段はお互い「サラーム」と挨拶することしかないブラザー達と深い話をすることもできました。アルハムドゥリッラー、イッティカーフは自分にとって素晴らしいものとなりました。またやりたい。
イード
最後にイードについて。イードはイスラム教が毎年祝うべき行事です。だからイスラーム教国家に住んでいないムスリム達は特にイードを大事にすべきです。自分たちでイードの価値を高めないと、他宗教の行事(クリスマスやハロウィーンや誕生日)に子供達の目は向いてしまいます。他宗教の行事は祝うことはハラームだよ、と教えるより、イードの日はこんなに楽しいんだよ、と実感させてあげることの方が効果的だと思います。
今年のイードはこのような感じでした。朝礼拝へ行きみんなと「イードムバーラク」と喜びを分かち合う。礼拝から帰ってきて家で家族のみんなに用意していたプレゼントを開ける。息子には大好きなおもちゃをプレゼント。大喜びでした。そしてお昼頃に近所のムスリムの家族のところへお出かけ。少しして帰ってきてから近所の他の2家族を家へ招き食事。子供達は楽しく遊びまわっていました。午後はマスジド主催のイードパーティーが公園であったので参加。バーベキュー後、帰宅。という感じで充実したイードを過ごすことができました。神に感謝。