恥ずかしながら今日までザカート(喜捨)の間違った理解をしていたことに気づいた。
毎年ラマダン期間中になるとモスクで
「今年のザカートは一人当たり〇〇ドルです。イード(断食月明け祝祭)まで受け付けています。」
というお知らせがあるので自分は今までこれをザカートだと思っていた。
そして今日友達に「ザカートって今年は誰に払えばいいのかな?」と聞いてみると
「ザカートってどのザカート?」っという質問がかえってきたので
「毎年ラマダン期間中に払うファルド(義務)のほうだよ」っと答えると…
「ラマダン期間中に払うザカートは誰に払えばいいのか知らないけどザカートは自分の収入に3%ぐらいだと思うよ」っという返事。
まさか?と思い帰ってWikipedia(英語)で調べてみるとザカートにはzakatとzakat-ul-fitrというものがあること、そして両方とも支払える人には支払う義務があることを知った。
自分はてっきりモスクで毎年ラマダン期間に支払うように呼びかけられてる金額が学生や収入のない(少ない)人たちが納める最低金額だと理解してこれをzakatとして今まで払っていた。
しかし調べてみると、どうやらzakatのほうは収入の2.5%を年一回、そしてzakat-ul-fitrはラマダン期間中に支払う義務のようだ。後者の金額や物資量(食べ物を納めてもよいとされている)についてはいろんな意見があるようだが基本的にはモスクや機関が設定してくれるのでその額を納めればいい。
ザカートはイスラームの五行のひとつなのにそれを正しく理解していなかったのは恥ずべきことだ。でも礼拝や断食のように日常的にやってることよりも注意されてないような気がした。
インシャアッラー、アッラーのお許しを願いこれからもっと勉強していこうと思う。そして早いうちに今年のザカートを払っておこう。
こちらのサイトにはザカート=フィトルについて分かりやすく書いてありました。
ザカートの計算の目安がこちらのページにのっていましたが最低限相当の収入に達していない人には支払う義務はないのかどうかわかりません。
こちらのサイト(英語)によると、zakatはある一定のnisab(財産wealthのようなもの?)を超えた人に支払う義務があり、従ってnisabは収入とは違うようだ。ここで言われているzakatが義務づけられるnisabの最低額は金87.48g、金額にして約850ユーロらしい。nisabとされるものは金銀宝石などの他に土地や預金も含まれるみたい。そしてそれらのnisabが一年間継続して保持された時に初めてzakatとして支払う義務が求められるので預金など変動するものは自分で計算する必要がある。do your bestということで。
とりあえずもうちょっと調べたり周りの人に聞いたりしてみよう…。
0 件のコメント:
コメントを投稿