書こう書こうと思いながらなかなか書けなかったのですが、トロントからシェイフ・アブダライドリスがセントジョンズへ来られてアンヌールモスクにて講義が開かれたときのことについて少し書くことにします…
シャイフがユース(青年)に向けての講義をされた翌朝、モスクでのファジル礼拝後、空港まで他のブラザー3人と一緒に送迎にいきました。
待ち時間にお話しする機会があったのですが海洋学を勉強しているということを伝えると、
「クルアーンの中には『海』に関する記述がいくつかあるのでインデックスから探して読んでみなさい。」
と言われました。そしてクルアーンの海に関する記述に感銘を受けた海洋学者(のちにジャック=イヴ・クストー/Jacques-Yves Cousteauであったと判明)のことも教えてくれました。詳しくは☞http://wikiislam.net/wiki/Jacques_Cousteau_(Conversion_to_Islam)
帰ってから早速クルアーンの後ろのページにあるインデックスを開いてみると、クルアーンに記述されている事柄がトピック別にまとめられてありました。興味のある事柄をこうやって検索してクルアーンにもっともっと接する機会を設けるとアッラーの啓示も理解することができるのではないかと思いました。
「海」に関しては全部で43節ありました。以下にその43節を載せておきます(日本語訳はhttp://www2.dokidoki.ne.jp/racket/koran_frame.htmlより引用させてもらいました):
2章50節
またわれがあなたがたのために海を分けて、あなたがたを救い、あなたがたが見ている前で、フィルアウンの一族を溺れさせた時のことを思い起せ。
2章164節
本当に天と地の創造、昼夜の交替、人を益するものを運んで海原をゆく船の中に、またアッラーが天から降らせて死んだ大地を甦らせ、生きとし生けるものを地上に広く散らばせる雨の中に、また風向きの変換、果ては天地の間にあって奉仕する雲の中に、理解ある者への(アッラーの)印がある。
5章96節
海で漁撈し、また獲物を食べることは、あなたがたにも旅人にも許されている。だが陸上の狩猟は、巡礼着の間は禁じられる。アッラーを畏れなさい。あなたがたはかれの御許に集められるのである。
6章59節
幽玄界の鍵はかれの御許にあり、かれの外には誰もこれを知らない。かれは陸と海にある凡てのものを知っておられる。一枚の木の葉でも、かれがそれを知らずに落ちることはなく、また大地の暗闇の中の一粒の穀物でも、生気があるのか、または枯れているのか、明瞭な天の書の中にないものはないのである。
6章63節
言ってやるがいい。「陸と海の暗闇の中から、あなたがたを救うのは誰か。あなたがたは心虚しく、畏れかしこんでかれに祈る。『あなたがもし、これからわたしたちを御救いになれば、わたしたちは必ず感謝を捧げる。』と。」
6章97節
かれこそは、あなたがたのため群星を置かれた方で、あなたがたはそれによって、暗黒の陸でも海でも(正しい道に)導かれる。われは知識ある人びとに印の特恵を与えている。
7章138節
われはイスラエルの子孫に海を渡らせたが、かれらはある偶像に仕えているある民族のところに来た。かれらは言った。「ムーサーよ、かれらが持っている神々のような一柱の神を、わたしたちに置いてくれ。」かれは言った。「本当にあなたがたは無知の民である。
7章163節
海岸の町(の人びと)に就いて、かれらに問え。かれらが安息日(の禁)を破った時のことを、魚群はかれらの安息日に水面に現われやって来ていた。だがかれらが安息日の禁を守らなかった時は、それらはやって来なくなったではないか。このようにわれはかれらを試みた。かれらが主の掟に背いていたためである。
10章22節
かれこそはあなたがたを陸に、また海に旅をさせられる御方である。それであなたがたが船に乗る時、それが順風に乗って航行すれば、かれらはそれで喜ぶ。暴風が襲うと、大波が四方から押し寄せ、かれらはもうこれまでだと観念して、アッラーに向かって、信心を尽くして祈る。「あなたが、もしわたしたちをこれから救い下されば、必ず感謝を捧げる者になります。」
10章90節
われは、イスラエルの子孫に海を渡らせ、フィルアウンとその軍勢は、暴虐と敵意に満ちてかれらを追跡した。溺れ死にそうになった時、かれ(フィルアウン)は言った。「わたしは信仰いたします。イスラエルの子孫が信仰するかれの外に、神はありません。わたしは服従、帰依する者です。」
14章32節
アッラーこそは、天と地を創造され、天から雨を降らせ、これによって果実を実らせられ、あなたがたのために御恵みになられる方である。また船をあなたがたに操縦させ、かれの命令によって海上を航行させられる。また川をあなたがたの用に服させられる。
16章14節
かれこそは、海洋を(人間に)使役させられる方で、それによってあなたがたは鮮魚を食べ、また服飾に用いられるものをそれから採り、またかれの恩恵を求めて、その中に波を切って進む船を見る。必ずあなたがたは感謝するであろう。
17章66節
主こそは船をあなたがたのため海に航行させ、かれの恩恵を求めさせる方である。本当にかれは、あなたがたに対しいつも慈悲深くあられる。
17章67節
あなたがたが海上で災難にあうと、かれ以外にあなたがたが祈るものは見捨てる。だがかれが陸に救って下さると、あなたがたは背き去る。人間はいつも恩を忘れる。
17章70節
われはアーダムの子孫を重んじて海陸にかれらを運び、また種々の良い(暮らし向きのための)ものを支給し、またわれが創造した多くの優れたものの上に、かれらを優越させたのである
18章61節
しかしかれらが、2つ(の海)の出会った地点に辿り着いた時、かれらの魚(のこと)を忘れていたので、それは海に道をとって、すっと逃げ失せてしまった。
18章62節
かれら両人が(そこを)過ぎ去った時、かれ(ム-サー)は従者に言った。「わたしたちの朝食を出しなさい。わたしたちは、この旅で本当に疲れ果てた。」
18章63節
かれは(答えて)言った。「あなたは御分りでしょうか。わたしたちが岩の上で休んだ時、わたしはすっかりその魚(のこと)を忘れていました。これに就いて、(あなたに)告げることを忘れさせたのは、悪魔に違いありません。それは、海に道をとって逃げました。不思議なこともあるものです。」
18章79節
「舟に就いていうと、それは海で働く或る貧乏人たちの所有であった。わたしがそれを役立たないようにしようとしたのは、かれらの背後に一人の王がいて、凡ての舟を強奪するためであった。
18章109節
言ってやるがいい。「仮令海が、主の御言葉を記すための墨であっても、主の御言葉が尽きない中に、海は必ず使い尽くされよう。たとえわたしたちが(他の)それと同じ(海)を補充のために持っても。
20章77節
われはムーサーに啓示した。「われのしもべたちと共に夜に旅立って、かれら(イスラエルの民)のために、海の中に乾いた道を(あなたの杖で)打ち開け。(フィルアウンの軍勢に)追い付かれることを心配するな。また(海を)恐がることはない。」
22章65節
あなたは見ないのか。アッラーは地上の凡てのものをあなたがたに従わせ、かれの命令によって、船を海上に走らせられる。また天をかれの御許しなく地上に落ちないよう支えられる。本当にアッラーは人間に、優しく慈悲を垂れられる御方である。
24章40節
また(不信者の状態は)、深海の暗黒のようなもので、波がかれらを覆い、その上に(また)波があり、その上を(更に)雲が覆っている。暗黒の上に暗黒が重なる。かれが手を差し伸べても凡んどそれは見られない。アッラーが光を与えられない者には、光はない。
25章53節
かれこそは、二つの海を分け隔てられた御方である。一つは甘くして旨い、外は塩辛くして苦い。両者の間に障壁を設け、完全に分離なされた。
26章63節
その時、われはムーサーに啓示した。「あなたの杖で海を打て。」するとそれは分れたが、それぞれの割れた部分は巨大な山のようであった。
27章61節
誰が、大地を不動の地となし、そこに川を設け、そこに山々を置いて安定させ、2つの海の間に隔壁を設けたのか。アッラーと共に(それが出来る外の)神があろうか。いや、かれらの多くは知らないのである。
27章62節
苦難のさいに祈る時、誰がそれに答えて災難を除き、あなたがたを地上の後継者とするのか。アッラーと共に(それが出来る外の)神があろうか。だがあなたがたは、少しも留意することがない。
27章63節
陸と海の暗黒の中で、あなたがたを導くのは誰か、また慈悲の前兆の吉報として、風を送るのは誰か。アッラーと共に(それが出来る外の)神があろうか。アッラーはかれらが(主に)配して崇めているもの(偶像)の上にいと高くおられる。
30章41節
人間の手が稼いだことのために、陸に海に荒廃がもう現われている。これは(アッラーが)、かれらの行ったことの一部を味わわせかれらを(悪から)戻らせるためである。
31章27節
仮令地上の凡ての木がペンであって、また海(が墨で)、その外に7つの海をそれに差し添えても、アッラーの御言葉は(書き)尽くすことは出来ない。本当にアッラーは、偉力ならびなく英明であられる。
31章31節
あなたは船が、アッラーの恵みで、大洋を航行するのを見ないのか。(それは)かれの印をあなたがたに示されたためではないか。本当にその中には、不断に耐え忍ぶ者と感謝する凡ての者のために、様々な印がある。
35章12節
2つの海は同じではない。(1つは)甘く、渇きを癒し、飲んで快よい。しかし、(外は)塩辛くて苦い。しかし、そのどれからも、新鮮な肉をとって食べ、またあなたがたが身に付ける、種々の装飾品も採取する。またあなたがたは、その中を船が(水を)切って進むのを見よう。それはあなたがたに、かれの恩恵を求めさせるためである。必ずあなたがたは感謝するであろう。
42章32節
また、かれの印の一つは船で、それはちょうど海の中を進む山のようである。
42章33節
もしかれの御心なら風を静められ、それで(船は)海面に泊ってしまう。本当にこの中には、よく耐え感謝する者への印がある。
42章34節
またかれは、(人びとが)自ら犯した罪のために、それら(船)を難破させることも出来る。だが(その罪の)多くを許される。
44章24節
そして海は(渡った後)分けたままにして置け。本当にかれらは、溺れてしまうことであろう。」
45章12節
アッラーこそは海をあなたがたに従わせられた方で、かれの御命令によって、船はそこを航行し、あなたがたはかれの恩恵(の通商往来)を追求する。それであなたがたは、感謝するであろう。
52章6節
漲り溢れる大洋にかけて(誓う)。
55章19節
かれは2つの海を一緒に合流させられる。
55章20節
(だが)両者の間には、(アッラーの配慮によって)障壁があり一方が他方を制圧することはない。
55章24節
山のように海上に帆を張る船は、かれの有である。
81章6節
大洋が沸きたち、溢れる時、
82章3節
諸大洋が溢れ出される時、
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